Web+Db Press

ともあれ特集3が肝でしょう、DB設計の熱い檄文と言ってもいいかもしれません。過去にIDとコード体系とのごっちゃになった設計を山程、見たり、過去に自分もやらかしたりしました。諸口問題の例に挙がったテーブル設計を見たことある人なんて、かなり多いんじゃないでしょうか。
 請求書Noの虫食い番号を若い順から再利用したいといった要望なんかもあるのは事実なんで、こうしたキー設定の分類の知識は非常に重要です。
 可逆性を有することも非常に大事です。排除する必要のある不可逆性の項目なんかも、(恐らく)面倒な故に残したままな例も非常に見受けられます。
 つい、最近見たのは人事システムで年休の使用履歴も発給日も失効日も補正日数も持っているのに、年休残を持っているカラムを見ました。
 複雑な条件分岐はDB設計の怠慢なんですね、その通りです。データ側もプログラム側も分割統治してやらんならんのです。
 日常は何の気無しにやってるグルーピングを設計の場でも、より意識的に行うことは非常に重要な気がします。
 で、且つ、顧客の業務上のデータの考え方も尊重し、設計理論至上主義にならないように配慮する必要があるんですね。
 素面の状態で丁寧に再読したいと思います。
 GUIの記事は今月のWeb Designingの特集と併せると、一層、楽しめますね。Flash時代の記事は、Flashの有り様として顧客への提示のサンプル実例があると、より良かったかもしれません。
 PLUTOの紹介も面白かったです(←浦沢先生の漫画じゃないよ)。JetSpeedを以前、触ったときにも感じたのですが、ベンダさんのスーツ製品使うほどでも無いけど、ポータルやりたいよねって話を顧客としたのを思い出しました。要チェックですね。
 後はOpenOLAPによるBIの記事も楽しめました。ちょっとしたキューブを安価で手軽に作成するのであれば、実は今まではMS-SQLのOLAPが最強だったのですが、こちらも注目です。