独りごつ

メールボックスの整理を呑みながらコツコツと。公私双方共に去年の今頃のメールのやり取りとかを見てると、不思議にも思える今の境遇も、なるべくしてなったというか、結果論としてポツポツとした兆候があったのだなあ、と。
 ポール・マッカートニーのインタビューだったと思うけど、「人生は取り返しの付かない選択の連続だ」ってな発言は、市井の味気無い煮しめた様な平坦な生活を送ってる自分にとっても当てはまる、と最近、頓に実感するな。
 その選択とやらには望むと望まざるに関わらず、結果的に他者との関係に影響することが往々にしてある訳で、それはお客様であったり、仕事上の利害関係者であったり、友人や知人であったり、大事な人であったり、家族や親類だったりする訳です。
 振り返ると、もうそりゃ・・・(^^;、圧倒的に失敗の連続で自省すべき点は多々、あるんだけど、そういった中でも原則として、これからも変えずに大切にしたいことは、他者(内なる他者であれ形而下の他者であれ)の気持ちの機微を穿つ(w、いや余りに自嘲的に過ぎるな、単純にその受け止め方に対して想像力の余地を常に持っておく、ということ。
 バルトを引用するまでも無く、断絶も相互不理解も承知の上だし、相変わらず判らないことは判らないままなんだけど、それを汲み取ろうとする意志の無いデリカシーから縁遠い人間とは付き合いたく無いし、判って踏みにじる精神的な不具者は明確な敵と認識して相対するな。
 いや、そんなことはどうでも良くて、要は自分がそうなりたくない、ならないように心掛けること、莫迦で結構、賢くなくていいからハートは気持ちの良いまんまで居たいね、と酩酊感全開でふと思ったりしましたとさ。