「成功事例に学ぶCRM実践手法」(ISBN:481719121X)

仕事絡みでCRM関連のガイド本やら理論本を読み散らかしているんですが、最初の一冊にピッタリかもしれません。カタカナの羅列と日経のダイジェストみたいな横文字オンパレードの入門書にはうんざりなんですが、具体的にこういったことをやるんですよってな例をExcelのワークシートを使って説明しています。
 そら、おまいが矮小化し過ぎっ!!てなことを賢い御仁に言われたりしますがね。CRMって購買履歴の分析手法とかクレーム処理とかその他いっぱい(wの個別の方法論を総称した概念だと思うので、CRMって言葉自体に大した意味は無い気もします。
 昔から、個々の手法については小売の営業さんは普通にやってると思います。そういったお仕事のやり方の均質化を行う為の錦の御旗みたいなもんだろ?ってね。
 顧客の業態や組織にとってのゴールを設定して必要な方法論を選定する、業務マニュアルも整備せんといかんし面倒なことのオンパレードなんでコンサルさんの出番となったりするんでしょう。とはいえ、下落傾向にあるといっても月単200は切らないクラスのITコンサルの方々のチームに分析で1年も入って貰うなんて中小企業には無理ですからね。
 但し、地ーー味ーーな表紙と教科書チックな文体から、初見のウケは良くないかもしれません。実は書店のITコーナーで立ち読みしていて、CMMの本の隣にあったせいで間違って手に取ったのが出会いです。これは書店側からしたらミスですが、私からしたらGJだったりします。
 P.S 単価を割ると分給500円計算なコンサルさんが居られるって噂を聞いたのですが、凄いな。自分が客なら、煙草休憩もお茶も許さんな(w。一時の予備校人気講師みたいだな。
 一定の御代は霞を食べる仙人では無いんで頂きたいとしても、成功報酬制で引き受けるとかな。既にどっかがやってると思うけど。
 以前、会計士さんと組んで、財務体質が改善したら当初契約の予算と率に従って成功報酬制な案をウチの社長が言い出して、大真面目に売り込みかけようとした時は慌てて止めたけど。
 だって外的要因によるリスクがデカ過ぎるもん。