貴方の身の廻りの隠れオタ

会社の帰り際に見上げると、三日月が綺麗でした。何の脈絡もないですが、見た目がアキバ系でも無くて、且つソツが無く社会性を持ったフリしてるオタは多い筈です。
 いや、ウチの血縁・知人・友人だけなんだろうか?いるだろう?
 <事例1>
普段は、「うわっ!オタっ!きもー」とオタ・テイストな野郎を罵倒している我が従姉妹(現在、彼女は三十路街道のエントリーポイント)、実はアニマックスのリクエスト葉書に「サンライズのリアルロボット系をもっと×2放送して下さい。」と書いた挙句にノベルティまで貰ってやがりました。用意周到に差出人を父親の名前にするとは、良い根性してやがる。加えて妹は重度のミッシェル(チバ)オタ、そんな彼女が夜更けに姉の部屋を通り過ぎると、スパロボをプレイしながらマジンガーZ絶唱していた姉の声が聞こえたそうな。スパ厨は血縁に私一人で十分なので即座に止めるように、いずれは教育的指導が必要な気もします。
 身内ながら、情けないことこの上ないが、そんな嫁入り前の彼女も、肥大化したエゴに比例するかのように体形もハイパー化していっとります。
 <事例2>
バブル直撃世代の我が従兄弟の5つ上の兄上殿、所帯持ちで愛しのガキンちょ2匹がいる、ごく普通のサラリーマンです。現車好き・元単コロ好きでアウトドアな兄ちゃんですが、私は知っているんです。そう、彼がアニメディアを創刊号(記憶違いで無ければ、確かキャンプテン・ハーロックが表紙だったと思う)から持っていたことを、です。実は萌え絵が上手いこともです。
 <事例3>
高校時代はガチンコヤンキーでGP-02のアトミックバズ並に強かった予備校時代の知人の彼、当時から真性ガンオタモデラーだったんです。そして、ある日を見てしまったんです。今もちっとも変わらず、某ガンダマーの聖地でセイラさんのフィギュアを実名入りで展示していたことを、です。MS・MAに飽き足らず、そんな非人道的な領域にまで踏み込んだ彼の名前を見て、間接的な再会を果たし、私は刻の涙を流してしまいました。銀英伝オタでもあったせいか、あの長台詞の講釈が始まると、気持ち良く酔えなかったことも記憶の片隅にありますな。
 アニオタ以外にも他の被験者のプロファイル事例はあるんですが、鬱々とした気分になってきたので思い出したらということで、終いにします。