Yasuyuki is the resurrection!!

スタジオアルバムのリリースまでは、絶対に信用せんもんねっと、思いつつも、本家殿下の商業的な復帰と共に「靖幸再び」と思っとります。
 岡村靖幸「モン・シロ」(ISBN:B0001ZX3NK)
 岡村靖幸「Symposium」 (ISBN:B0001ZX3LC)
「家庭教師」以降の、まるでザ・バンドかNINかのような閑作期に入ってから、「デブになった」だの「曲はハードディスクに山程あるけど歌詞が書けない」だの、噂というよりはそのまんまだろうという理由でのシーンでの不在期間、突然のアルバム発表(ISBN:B00005G4L0)とツアーの再開を行うも・・・
 その後も、思い出したかのようなシングルリリースやらプロデュースやらベスト盤やらでお茶を濁すも、ようやっとライブ込みでの活動再開です。
 大体、卓球とのコラボ(ISBN:B0000WNJP6)とか、DJ ajapaiとのコラボでも、もろに歌詞の比重が少ないところにいってるなあと思ってましたが(文量の問題じゃないよ、歌詞よりトラック自体が饒舌だったってこと)、もはや歌詞の煮詰まりも「セックス」以降に顕著になった、もう聞き取れなくても良いもんねってな発音で唄いきることによって解消したんでしょうか。
 10代男子の腐臭が漂う壮絶な自意識過剰、女性が、異なる性な故に、判らないからこその妄想じみた願望(「スレてるあの子もホントは純情、俺が判らせてやるぜ、ベイベー」)では、今の世の中見れなくなってしまってから、歌詞が書けなくなったのを割り切れないことに、ファンはシンパシーを感じてるんでしょうけどね。
 ホラ、納税者番付1位と3位の人達なんか5枚目以降のアルバムから、歌詞諦めてんじゃん、割り切って、そのまんま膨大にあるであろうトラックを放出してくれよーーと思ってました。
 今作で、なんか「判らんもんは判らん!!」な開き直りが、あったんじゃなかろうか。
 しかし、シングルに収録されてるライブの執拗な業界人煽りには爆笑させて頂きました。いや、あんたの動向を辛抱強くフォローしてたのは、他ならぬ業界内フォロワーなんじゃないの?
 まあ、それでこそ岡村ちゃんです。