PLUTO

「MONSTER」は途中でグダグダし始めてから読まなくなり、「20世紀少年」は未見なので正確にはファンでは無いかもしれない。が、中・高・予備校・大学生時代に「MASTERキートン」、「パイナップルARMY」の単行本は、それこそヨレヨレになるくらい読んでたので、自分にとって浦沢直樹の読み応えのある作品と再び、出会えたのは本当に嬉しい♪原作を上手くアレンジして自分の作画で描ききり、浦沢印にするとこなんかはもうカトキハジメ級に偉大です。
 「玄人のひとりごと」、「沈夫人の料理人」、「壁ぎわ税務官」、「イリヤッド」、「あぶさん」、とビッグコミックオリジナルはそれなりに好きな作品が多かったんだけど、「PLUTO」の第一回でもう脳内大盛り上がり大会となってしまい、「浦沢先生!他の連載休載してでも毎週、やってくれ♪」状態になってしまった。
 今回は前回のアトム初登場程、インパクトは無かったが、あのショタが漏らしながら喜ぶような美少年ルックスで10万馬力なんですか?雨合羽で隠していた髪型がごく普通だったのはやや拍子抜けするが、まあ、劇画調にすると実写版のように不自然だわな。原作と異なり、ロボットなのに人間性を獲得しつつ葛藤もトラウマもありまくりで欝なアトムですが、これからどう展開するかはお楽しみ♪
 でも謎や伏線張りまくって「MONSTER」みたいになるのは勘弁だな・・・