Whatever People Say I Am, That's What I'm Not

Whatever People Say I Am, That's What I'm Not

①UK期待の新人ロックバンド
②メディアで喧伝されまくり
③シングルチャートを賑わして待望のデビューアルバムが遂にリリース！！

　一昨日のエントリじゃないが、この高確率でカスを掴みそうな条件の揃いっぷりは・・・、もう通常の3倍くらい疑いの目を向けないと（ティーンじゃあるまいし）・・・、で、ずっと黙殺していた。
　が・・・、うん、イイ！！どころか、本年のNo.1新人ですわな。遅きに失した、こりゃ。でも、巷ではなんでOASYSが引き合いになるのか、さっぱり理解出来ん。
　言いたいことが山程あるのか、分辺りの言葉含有量が異様に多い速射砲ヴォーカル、さながらUKロック史概論かのような豊富なボキャブラリーを無理なく自然にやれる才能、それを支えることが出来る腰の据わったリズム隊と、まあ、新人らしくないのだわ。アルバム構成の程々な疾走感までバランスを計算してるように聴こえるもんだから末恐ろしい。これは大人の仕業だと思いたいくらい(^^;。
　また、音楽自体もさることながら、デビュー当初は音源をMP3で配信して、注目を集めたみたい。慣例からすると、まるであべこべなプロモをやるのはユニークだし、それに賢い。上昇志向たっぷりというか、売る気満々なのが益々、気に入ったよ。仕込みの巧さでいうと、The Liberteens を思い出すが、こっちの方が全然、好みの音(^^)。
　惜しむらくは来日公演が、U2と同じ日なので行けないってとこだなあ(^^;。先の来日でも、演奏は良かったみたいだし、楽しみなバンドだ。