ULTRAMAN

やっと見れた。子持ちのパパなウルトラマンです。とはいえ、リメイクのお手本の様な作品です。惜しむらくはスパイダーマン並みに予算があれば・・・というシーンが散見されたのだけど、良い♪、これは燃える♪
 子供は見るな!!30代以上限定!!な雰囲気もある。後、一歩で、平成ガメラの初代に成り損ねた感もあるけど、良い作品でした。
 CGによる空中戦(今イチ・・・)やバイオハザード風な怪獣のデザイン(今ニ・・・)、なんちゃってヒッチコック(今イチ・・・)といった新機軸な演出もあるのだけど、なによりも、ラストの夕陽の中のスペシュウム光線なんかは新マンを彷彿とさせてジーンと来た。
 旧シリーズへの愛情あるオマージュとベタな設定、ベタなストーリー、これまたベタなカットワーク、それらを限られたリソースの中で丁寧に作っている。
 巨大なブランドの続編やリメイクを作るのは興行的にはともかく、作り手は大変だと思う。特にまともな神経の持ち主だったら、そのプレッシャーたるや尋常ではないんだろう。何をやっても叩かれるのは間違いないんだから・・・。
 しかし、死種の様に歴史に残る、核廃棄物の様な迷惑な作品を世間様に披露して、偉大な先達のブランドを失墜させてる恥知らずな莫迦夫妻と、一千万光年くらい離れたところで、円谷一夫監督は大健闘してるんじゃなかろうか。
 そうそう、とりあえず、あの莫迦夫妻はこれを100回くらい観てからじゃないと、現場復帰するんじゃない、と思った。でもって、ガンダムの名前じゃないとこで最強厨なOVAを後生ずっとやっといてくれ・・・と。
 (追記)あの自衛隊の上官だけは、どさくさに紛れて踏み潰して欲しかったが、中盤から出演しなくて残念だった。黒スーツの姉ちゃんも、二・三発張り倒したくなるくらい可愛く無いと思ったのも内緒だ。