富士通のSI改革はITサービス業界を幸せにできるか(via ITPro)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20041126/153125/
別にFに限った話じゃないけど・・・。

リーディング・カンパニーが自ら率先して値崩れを引き起こし,疲弊していく業界は珍しい。

 値引きじゃなくて値崩れなんだよなあ、つまり割高感を持たれているということだけど。ここの某子会社さんは中間期の数字が良かったみたいだが、正直、SEさんもCEさんもパフォーマンスに見合った単価とは思い難いけど(これは私見です)。

ハードを抱き合わせるなどをして,“戦略価格”と称し利益を度外視して,SI案件を取りに行く。それがユーザー企業のSIに対する相場感を下落させ,自らの首を締めることになった。まして富士通は,ITサービス業においてもリーディング・カンパニーである。その企業が率先して価格競争に走り,不採算プロジェクトを続発させていたのだから,周りはたまらない。

 この業界に限らず、戦略価格って「何が戦略よ?」ってな感じで’無’戦略価格の場合が多いな、確かに。ウチみたいな個人商店に近いところが、エイや!!で最終見積を決めるのと大して変わらんかったりする。

富士通社内では今,SBRという言葉が飛び交っている。ソリューションビジネス・リストラクチャリングの略称だ。

 SBRでもSI改革でもなんでもいいけど、大手も中堅も零細も「何故、割高感を持たれるか?」、「何故、利益が出ないのか?」、「何に役立ってるの?」とかをもっと考えて、行く先は良い業界になればいいね。