After からさわぎ@東京

<往路>
まるおさんと新大阪から出発。円尾さんだと思ってたが、’円’の漢字が難しい方だと知ったので、以後は表記を改め、まるおさんで(w。
 新宿から京王線に乗って、到着!!と思いきや、列車が笹塚まで直行で行ってしまう、orz。折り返しの列車で初台に到着。
 会場の受付で小林さん、中に入るとmakotanさん、sugaさん、オレジュさんとからさわぎ@大阪以来の再会。お話をさせて頂く機会は少なかったのですが、傍に原さんもおられました。スタッフにhoso-kawaさんらしき人が居たものの、ご挨拶する機会は無かったので残念。参加証は207人目のSeasarでした。
 会場提供のスポンサーのFFCさん社内の巨大なスペースと来場してくる人・人・人に圧倒される。雑誌や書籍、セミナーで見たことのある人達が居るのでミーハー気分。

<キーノートトラック>
 受付付近で立ち話してると、次々と押し寄せる半端でない人数に受付が大苦戦!!。開始予定時刻が押してしまうも、ひがさんが遅刻する(w。
 はぶさんによるSeasar誕生以前のいきさつに始まって、S2以降の激動の2004年を総括。各コミッタの方々の紹介時に真ん前の席にS2Hibernateのコミッタであるkenichi_okazaikiさんが居たのはびっくり。FFC代表取締役のご挨拶での「オープンソース活動は公衆浴場」といった例えに納得。そういえばビジネストラックにも出席されていました?スタッフワークをFFC社員の方々も尽力されていましたね。
 ひがさんによるS2JSF EA2のデモは、初めて見た方には衝撃だったのでは無いでしょうか。単体のHTMLページとしてもブラウザによる視認やHTMLエディタでの編集が可能であるということ、S2DAOとの連携によるコード量の圧倒的な少なさは既存のJ2EEによるWebアプリケーション開発を知っていればショックだと思います。
 雑誌なんかでのサーブレットJSPでのRDBMSを使用したWebアプリケーション入門記事なんかで苦労?してサンプルを打ち込んだ挙句、出来るのはこの程度かよってな批判もあったわけですから。
 また今後のロードマップについては
 ・S2DAOの1:Nマッピング、AutoNumberへの対応
 ・S2JSF+S2DAOによるページング機能(S2Pagerに近い?)
 ・S2Remoting(まずRMI
 といったことに加えて
 ・JDK5・EJB3.0対応のS3構想!!HibernateEJBへのアクセスをS3DAOとして統合
 ※Session Beanについては現段階ではサポート不要と判断されているようです。
 ※記憶が忘却の彼方なのでsugaさんのところで一応、確認(w。
 仕様がまだフィックスしてないものの、EJB3.0についても是非が問われている最中なのですが、J2EE1.5も複雑な面が残るであろうと思われるのでS2の’易しさ’が生かされればと思います。
 最後にまさたかさんによる爆弾投下!!IT Proの記事*1でも紹介されたようにThe Seasar ProjectのNPO法人化をブチあげました。
 最近のMaya構想と立て板に水な喋り口調と相まって、静かながらも熱い語り口に引き込まれました。個人的な印象では、はぶさんは今までも存じ上げていた通り、そのプレゼンテーション・スキルの高さ以上に関西芸人魂が時折、炸裂しますし(w、ひがさんは対照的に淡々としながらも過激で、実はまっとうな内容を喋る方だな(Win XPの扱いには慣れていない模様(^^;)と感じました。
 オープンソース・プロダクトにて懸念される永続性、信頼性を獲得するべく、法人格による成果物に対する一層の社会的責任の保証を保ち社会的信頼性を向上する。それにより、属人性の排除による永続性を期待出来るとのことです。
 これまでのはてなDrivenな開発スタイルや迅速なサポートにも満足していたのですが、より一層の高みをパブリシティを持ってトライするということでしょうか。
 Apache FoundationやJBoss Inc.といったOSSの一大勢力を目指すとのこと。来年4月を目標に非営利組織への準備作業とThe Server.comへの投稿といった世界進出が行われるようです。私も是非、会員として参加したいと思います。
 海外のJava Developer誌なんかにもいずれ記事が掲載されると良いですね。
 終了後に出版関連のスポンサー(翔永社、技術評論社ソフトバンク・パブリッシング、日経BP)さんによるプレゼントの抽選。当選したのでPM Magazineを頂きました。技術誌や年賀状のテンプレートも欲しかったんですが、重たいので雑誌にしました(w。ありがとうございましたm(._.)m。

<ビジネストラック>
MagiCaはマジか?マジでした。以前から資料は読んでいましたが、お客様からのアウトプットを如何にして迅速に貰えるかといった点で衝撃ですね。同時に社内マニュアルのTaskNote作成の前準備を行うということも可能です(Etc...仕事リストの作成)。
 なんせ自分の業務分析を明確に出来ていませんでしたから、orz。
 ポイントはハサミを使いながら楽しくやってもらうこと、作業は2段階に分けること、分析と設計を混同しない(何をやってるかを常に意識する)でしょうか。
 形式ばった会議を開くのが目的では無くて、とっとと仕事が進むことが目的ですから。
 例えば、お客様と昼飯食ってる時、呑んでる時なんかに雑談がてら広告の裏に書いてもらってってなのでもMagiCaの導入方法として良いんじゃないでしょうか。
 今月末までに自分なりに咀嚼・練習して、来月から自社で早速、取り入れさせて頂きます。脳内では業務はイベントドリブンなこととハマチのFlow Injectionとがバシッとリンクしたので小躍りしたけど(爆)。
 ちなみに私の仕事は主に9つだったみたいです、分業制は夢・・・、orz。
次いで、太田さんによるOODの原則確認とDIコンテナ&くーすの関連について。要は、S2を使って、くーすに従った設計を行うと意外に?OODの強制ギブスにもなりうるのではないかということでしょうか。
 実装・テスト担当者がリスコフを知らなくても、結果的にOODのメリットを享受出来るというお話だったと思います。OOをやることが目的で無く、OOのメリットを奪取するのが目的だということです。
 中小零細なので、太田さんには失礼ながらRUPに特に関心が無いのですが、以前、日本ラショナルさんのセミナーに行った時のAOのPostItを使ったロバストネス図をチームでワイワイしながら作るのは楽しかったです。
 最後のコマははぶさんによる、S2を使用する(した)案件での事例紹介。書けないことだらけでしたが(w。
 ここでもS2を使うのが目的では無い、手駒である。しかし、それはS2を実際に叩いてみて生産性に寄与する自信が無いと提案しても意味が無いってなことが語られました。
 ウチの場合は現状では.Netベースであるほうが、慣れと経験上、生産性は高いと思っていますが、なんでS2に惹かれるかというと、思想に共鳴したこともさることながら「現状よりも利益率が上がる」と踏んでいるからです。
 シフト・チェンジするのであれば、相応のコストを払わなければなりません。仕事以外の時間にも素振りを続けてきましたが、そろそろ結果を出せると考えています。
 残念ながらウチの場合はリソースは限られているので、Java(S2があるから)とC#以外では新規案件での商売道具として貢献しないと思うので。
「何でもできるは何にも出来ない」ってなことかな。
 で、道具立てとして採用する理由をお客様に説明する際は
 ・手間を惜しまない、面倒がらない(例:何故、オープンシステムでないといけないか?)
 ・宇宙語は使わない(例:略語はきちんと説明する、ええ格好しない)
 ・導入する技術については、IT全体のトレンドの中での位置付と特徴が似ているものも含めた具体的にサンプルを作成する等での比較説明も行う
 ・技術は問題解決の手段である、当然、帰結する結果についての説明も行う
 といったことがポイントかな、と感じました。くーすカスタムであるDICONIXもチラっと紹介。くーすを各々の導入先企業で手に馴染ませないとね、方法論は抽象的で普遍的だからこそ自分達なりのカスタマイズありきですから。
 で、くーすが馴染んだ先には、残る問題というか課題としてUI職人の復権とプレゼンテーション層の生産性の向上といったテーマがあると思います。
 所謂、C/S時代のDelphiVBでの凝ったUIはRIA時代に再び、求められる筈です。スマートクライアントなんかはそのスキルがそのまま生かせます。Flexもその回答の一つです。
 Flashについてはデザイナさんとの連携をよりスムーズにする必要がありますね。デザイナさんへの要望を伝えるスキルとしてデザインの知識が皆無ではいかんでしょう。
 HTMLベースのアプリケーションにしても、予算の関係で諦めていた(諦めざるを得なかった)ユーザビリティに注力する必要があるでしょう。
 一方でUIの開発コストを下げる知恵も必要ですね、まだ自分なりの案が全く見えないところです。
 
<一次会>
 ひがさん、先頭で異様なスピードで歩くも実は店の場所を正確に知らなかったみたい・・・、80名弱での民族大移動(爆)。全員がよくぞ辿り着けたもんだ(w。
 禁煙ゾーンの過密ぶりで、あぶれてしまったオレジュさんが目の前に居ました。すいません、S2Ayaya???だったんですが、S2StrutsUnitだったんですよね。試してみます。
 ここで、まさたかさんにご挨拶、生まさたかさんとの初対面でした。Mayaは今後、仕様を固めてドキュメント先行で進めたいとのお話でした。
 blogでの猛烈なスピード同様に話に引き込まれました。
 また他のビューテンプレートについても比較・勉強が必要ですね。私はXMLCが一押しだったのですが、ブレイクとまではいかなかったので原因がやはりあったのでしょう。
 Jasperのソースコードは分量は多いが、見るべきポイントは決まってるってなことでした(^^;。まるおさん、sugaさん、重責ですね(^^;。
 Mayaの議論には私には素振り1000回が必要かも?ですが、今後共に意見交換したいですね。初稿のドキュメントにも圧倒されてます。
 そして、生artonさんとお話する機会がありました。著書に関する質問も出来た!!
 小林さんとは危うく?服装がお揃いになるとこでしたね。巻きスカートなんて飾りです、偉い人には判らんのですよ!!決してアレでは外出不可能ですから!!残念!!
 kunitさん、m-pixyさん、shinchan55さんと、ここでようやっと初の対面。この人数だと、やっぱ名札が要るよ。普段、アンテナでチェックしてる人も他に居たんだろうなー。

<二次会>
この時点でもまだ40名近く・・・。といっても、カラオケから一転してはぶさんを始めとした精鋭?8名で隣の店で生クレドを語る会?に参加しました。カラオケ人気無いんだなー。
 で、いきなり、「うわーっあそこに取材行ったんですか!!」ってな驚愕の話(内容については禿しく自粛します)。
 クレドについては印刷にお金を掛けているだけでなく、RCHの社員のみならず、アルバイトや外注業者さんに至るまでの徹底した現場への落とし込みが可能なところが凄い。
 同業に「あいつらおかしいよ」って言われるくらいじゃないと、Only Oneにはなれないということか。
 タクシーの話やコンタクトレンズの話には驚愕、というより半ば呆れ返る、もはや宗教・・・。
 IT業界って他の業界に学ぶことは多いけど、他の業界ってIT業界に学ぶことって無いのよねんってな感想ですね、orz。
 例の本は最初の頁で!!!でつよ、makotanさんが「これ凄いよー」って言ってたのはマジですた。勿論、既注文済。

<三次会>
まだまだ30名弱・・・、一次会の店に戻る(笑)。ここで小林さんによるコミッタのスカウト活動開始。不肖私目もS2 Applicationの担当をさせて頂きます。S2でのCRMってなのは、かなーり思い付きなので中身は多分に変わります(爆)。
 S2BTS担当のid:duranさん!!頑張りましょう。そちらの方が、現段階では具体的なブツですね、orz。
 またSSPの範囲かもしれませんが、S2版のPetmarketはRIAのインパクトという意味でも必要かなと思っていたので、難易度が不明なのですがこれも検討します。
 Flash部分のソースについては、ひがさん作成のActionScriptも含めて使用許可?を頂きました。←宴会のどさくさに紛れて
 S2 Applicationはキーノートでまさたかさんが触れていた、seasar.orgはSeasarで作るってな発言がトリガーです。リーダーってのは流石に冗談としても、業務アプリのRIはあった方が良いかなって(w。ご興味がある方は手をこぞって挙げて下さい。
 プライベートな諸事情で空白になった年末年始(要はヒマになった)はこいつに没頭する予定です。
 で、丑三つ時を過ぎて、続々と戦死者の屍が・・・、はぶさんの高らかないびきが・・・。
 sugaさんの年齢を読み誤っていました、すいません。で、makotanさんが同学年のみならず、誕生月まで一緒とは!!アレの次期構想も聞いたし、タヌキの意味がようやっと判った。HWFは出来たらホント凄いね。
 主催者、スタッフの方々、スポンサー企業の方々、我々参加者も含めてお疲れ様&ありがとうございますでした。

<帰路>
朦朧・・・、大阪組は新幹線ではひたすら爆睡、漏つかれー。