今日は練習

半年振り以上のスタジオ練習でした。昼から森之宮のスタジオに行く道程も、めちゃ、久しぶりです。お題は大昔に演奏したU2の「With Or Without You」(ISBN:B000001FS3)と「Stay(Faraway,so close!)」(ISBN:B000001E18)を皆で思い出しながら、やってみる。 わははは、各メンバーの持ち楽器が入れ替わりしてるので、事実上のやり直しだな。
 行く前に、朝からビール飲みながら、「The Joshua Tree」(ISBN:B00007E8GA)のDVDを見て復習をしてみる。いや、ダニアル・ラノワ先生の遠回しなボノへのイヤミ全開に、再度爆笑する。
 「POP」(ISBN:B000001EAQ)以降のハイキーが出なくなったボノへ、当時のハイトーンボーカルを執拗にマンセーする先生と、いたたまれなくなったボノの表情を見るだけでも、この映像を御代払って買う価値がある。
 えっと、ギタープレイそっちのけで見てしまうのは、「寄り道こそ我が人生の本流」が信条なんで仕方あるまい。勢いと諸事情で、Elevation Tourを北米に、都合、2回見に行ってしまったんですが、9.11前のNY MSG公演でステージ上のラノワ先生を見ました。そのへんのデリでメシ食ってそうな禿が、たまらなく愛しく見えてしまい、以来、ラノワ先生フォロワーとなっとります。
 ついでに、言うと「Rattle And Hum」(ISBN:B000022TT6)の最大のハイライトは、御大ポール・マクギネスと共にバンドを仕切っているであろうラリーの「お前らは黙って俺に合わせんかい、カス!!」の一喝だろう。即座に目を逸らすボノと批判の矢面に立ったエッジの悲痛な目は、重症U2オタに得も言えぬ満足感を提供するに十分です。バンド内の力学が、メディアで喧伝される一枚岩の民主主義というより、絶対君主制で成り立っているのは明らかでしょう。
 (追記)そうそう、ラノワ先生のソロアルバム近作も素晴らしいです。ボブ・ディランのアルバムをプロデュースしているイメージから「どうせ、アイリッシュ・トラッドでしょ?」とか「地味渋系でしょ?」と思われてる方にこそ聴いて欲しい。
 アルバム「Shine」(ISBN:B00008DYYZ)は傑作です。そもそも、あのイーノの右大臣の彼が、只の埃臭い保守的なフォークロックなんぞリリースするわけないでしょう。