パッケージ

昨年来からアナウンスされているコンソーシアム形式で開発されている中小規模向けの国産ERPパッケージのリリースだそうです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/WAT/NEWS/20040518/1/
 コンソーシアムが発足した当時にWebで構想をチラっと見たんですが、ASP.Netによるブラウザベース、BI、EDI機能も盛り込むとのことです。追々、評価やレビューが出るのでしょうが、ユーザー系企業が寄り添って協同開発というのは色々、大変でしょうが面白いと思います。
 最近は、ちょっとしたパッケージソフトでも、かなり高機能ですね。○△大臣とか×■奉行とかでも、何でも良いんですが総務系のソフトに関しては、単体として見るとホント出来が良いので、わざわざオーダーメイドで依頼する理由なんて無いんじゃないか、とくらいに思います。
 また今時、人事・勤務・給与のデータ連携が出来ないパッケージも無いでしょう。加えて、余程、ビジネスドメインが特殊であるとかの事情を除けば、人事や給与といった間接部門の業務ルールを自社独自にしたままで、システムのスクラッチやカスタマイズによるコストをかけるのも、どうかと思います。
 例えば、金融や営業系のシステムは自社独自のシステムそのものが、ある意味、顧客の商品の価値になり得るので投資対象にもなるでしょう。ところが、総務系のシステムは世知辛い話ですけど、大抵は費用対効果として、何人の人件費が削減出来るとか、そんな話が中心になりがちです。といっても、今更、格好だけでもIT化すらしてない企業も数少ないわけですから、手作業の軽減といってもたかがしれてます。
 もう総務系の受託開発というと業態として、かなり苦しいとどころか、あーー斜陽なんだな、と思います。
 なんか書いてて、暗くなりましたが、昨年から模索してる方向でメシを食う目処はマジでたてんならんと思いました。