[Movie][Art] 職員1,200人ってすげえな

日曜日は大阪は九条のシネ・ヌーヴォにて「パリ ルーブル美術館の秘密」を観に行った。美術館のスタッフと巨大な館内の舞台裏のドキュメンタリーなんだが、余計なコメント無し、感動を煽る演出無し、カメラを廻す人間によって切り取られたアングルだけのドキュメンタリーかくあるべしみたいな作品でした。
 しょっぱ搬入口からオフィスへ連なる地下道を延々、追っていくんだけど長い、長い♪人がローラースケートで移動してたりするもんな。
 作品をどう配置するか?ということに対するスタッフ間のミーティングのシーンの下りで30万点以上の無尽蔵にある所蔵品から「来館者を途方に暮れさせるくらい、何度も参照する書籍であるべき」といったセリフが非常に興味深かった。
 いやあ、地球連邦並みの圧倒的な物量作戦ですな・・・
 館内の美術品の説明は一切、無いんだけどブロワーで埃を飛ばしたり、カビを取ったりしてる彫刻やら絵画って教科書で見たことあるのばっかりで、おお、スゲー、ゴーギャン、本物じゃん♪とか見てるだけで楽しいわ。
 ま、私みたいにチラっと映ったサモトラケのニケを見て新デビルマンを思い出す無教養な人間には美術なんざ語れませんわな