選り好み

昨日、スライを聴いていたせいか、10代からの、自分の音楽リスナーとしての趣味嗜好について、振り返ってみた。たまたまスライだったので、そこから発展させて、ちと考えてみると・・・。
 うん、曲そのものは、決して嫌いでは無いんだけど、Earth Wind & Fireはなんとなくピカピカと明るくて眩しくて好きじゃない。けど、明るいを通り越して、浮かれポンチで、おサイケでかっとんでいるP-Funkは大好きだ。ブーツィ・コリンズも大好きだ。スライなんて嫌いになるわけがなかろうってくらい、ジャストだ。
 その才能と共に、露見する人となりの異形っぷりを80年代から魅せ付けている殿下には尊敬一杯、只、ひれ伏すばかりだ。一方で、きっと、かってのマコーレン・カルキンみたいな御稚児さん好きで、性癖まで異形120%バレバレな生き様そのものが物語なマイケル先生は好きじゃない。
 70年代の黄金の三部作は例外だけど、スティービィ翁の楽曲が年々、衰えまくって酷く凡庸になっていく気がするのは気のせいか?カーティス・メイフィールドのアルバムは90年代のカムバック作を含めて、大体の作品が背筋がぞくっと震えるくらい格好良いと思う。
 そうそう、元TTDを忘れちゃいけない。デビュー時からサム・クック声だの何だのケチは色々と付けられた。が、恐ろしくファンキーで格好良いのに、それでいて、ちっとも黒くない、漂白しきった白パン、いやいや人間が飲めない超純水みたいなソウル・ミュージックを2ndで叩き付けたのにはぶっ飛ばされた。今に至っても、元TTDに期待しちゃうのは、そのせいだ。
 他には・・・、ちっともグルーヴィじゃないし、リズムがスクエアなレニクラも、「Mama Said」と「5」の2枚は白いファンクの傑作だと思う。
 あ!、90年代中盤のZEP再評価とバッチリ符号した「Circus」は、全国1000万人のZEP好きが余りのカスッぷりに涙と怒に塗れて、武道館と大阪城公演公演時にデモを起こしかねない勢いだったことについては黙殺しておこう(w。
 んっと・・・、まだまだあるなあ・・・(^^)。ヒップホップ勢も好きだし、また腰を据えて、呑みながら、そのうち考えてみよ♪